笑顔あふれる社会を目指すために

2020年。
新型コロナウイルスという未知の脅威に晒された私たちは、先の見えない不安に押しつぶされそうになりながら毎日を過ごしてきました。

他のイベント同様、開催中止を余儀なくされた「八王子一坪パンまつり」。

イベントをお休みしている間も、私たちはずっと考えていました。

「この小さなパンまつりが、地域のために出来ることは何だろう?」

そして迎えた2021年10月、2年ぶりの「八王子一坪パンまつり」から、手探りのアクションは始まりました。


パンとフードバンク

2021年10月~

様々な事情により、食べることに困っている人たちがいます。

そういった方々への食糧配布を行っているフードバンク団体を通じて、パンの寄付を開始しました。

寄付するパンは、地域の企業・事業主さんたちからの協賛金の一部で出店者さんから購入しています。

これまでに寄付をしたパンは、子ども食堂やパントリー、無料塾、コロナ禍にて困窮している大学生等に配られました。

これまでの寄付先

  • 🔗 一般社団法人フードバンク八王子
  • 🔗 特定非営利活動法人フードバンクTAMA

これまでの主な配布先

  • 🔗 八王子パントリーネットワーク
  • 🔗 都立大コロナ対策学生生活支援プロジェクト
  • 🔗 お茶の間「民」
  • 🔗 こども食堂ふくろうはうす
  • 🔗 良い子食堂
  • 🔗 オクトーレこども食堂
  • 🔗 すまいるカフェ
  • 🔗 ほっこり食堂
  • 🔗 八王子つばめ塾
  • 🔗 dattochiみんなの食堂
  • 🔗 なかよし子ども食堂
  • 🔗 らみい子ども食堂
  • 🔗 わたげ食堂
  • 🔗 虹色食堂
  • 🔗 なかの学舎子ども食堂
  • 🔗 ふくさく子ども食堂
  • 🔗 AHHA無料塾
  • 🔗 はちおうじ子ども食堂
  • 🔗 子ども食堂「にこにこ」
  • 🔗 ゆぎのこ食堂こっしーの
  • 🔗 バラエティクラブ
  • 🔗 フードバンク八王子えがお

※順不同。
※🔗から各団体の公式サイトやSNS、詳細ページをご覧頂けます。

寄付したパンの数
(焼菓子含む)
976個
※2024年10月現在。


パンと社会福祉協議会

2023年6月~

2023年10月、出店者様と共に横山町のボランティアセンターにて。

「社会貢献だなんて、そんな大それたこと私には到底出来ないわ」

…なんてことを考えていらっしゃるそこのあなた。

もしもあなたがパンまつりの会場で一つでもパンを買ったのなら、それはもう社会貢献です。

パンまつり会期中、皆さんに購入して頂いたパンの売上の一部を、出店者さんご協力のもと、八王子市社会福祉協議会へ寄付します。

そして寄付金は、障がいを持つ方たちの支援のために活用して頂きます。

ご来場の皆さんにお願いしたいことは一つです。

当日は、一つでも多くのパンを買ってください。

その一つが、誰かの助けになるからです。

寄付した金額127,501円
※2024年10月現在。


パンと若者支援

2023年10月~

若者の働きたい気持ちを応援する就労支援機関「八王子若者サポートステーション(八王子サポステ)」をご存知ですか?

働きたい気持ちはあるけれど…

  • 就活を何から始めればよいか分からない
  • 応募電話や面接に苦手意識があり、応募に踏み出せない
  • 仕事が長続きしない
  • そもそもどんな仕事が向いているか分からない

などのお悩みをお持ちの方をサポートしている機関です。

八王子サポステに通う皆さんと初めてご一緒したのは、2023年10月開催の「八王子一坪パンまつり」。

事前準備と当日のお手伝いをして頂きました。

最初は緊張気味だった皆さんですが、当日はパンの被り物をしながら積極的にチラシを配ったり、お客様に元気なお声がけをしたりと、とてもアクティブに活躍してくださいました。

「八王子一坪パンまつり」は、皆さんの新しい一歩を応援しています。

参加者の感想

  • (運営スタッフが)つねにポジティブな言葉をかけて下さり、すごく元気をもらえたし、パワーが注入されて、がんばるぞ!と思えました。
  • (運営スタッフから)元気をもらうことができました。準備の時も、販売の時も、居るだけで前向きになれました。
  • 初めてのことで不安がありましたが、場を和ませてくれたり、ほめていただいたりして、人柄の良さに助けていただきました。
  • お客様がお店に入ってくれるように誘導できた。
  • お客様がビラを受け取ってくれてうれしかった。
これまでの参加者数延べ35名
※2024年10月現在。

小さくても「できる」

「八王子」という地域の名前を冠するイベントとして「まちに恩返しをしたい」とずっと思っていました。

たくさんの方たちのご理解、ご助言、ご協力のおかげで、少しずつではありますが形になり始めています。

そして「日本一小規模なパンの祭典」と謳っている通り本当に小さな私たちにも、出来ることがあると気付きました。

社会・地域の課題は多岐に渡り、当然ながら一朝一夕で解決するものでは到底ありません。

ですが、一人ひとりが目を向け、関心を持ち、行動を起こすことが出来れば、その先の未来は変わると思いませんか?

この世の中に、自分と関係のないことなんて一つもないのですから。

私たちはこれからも「パンと○○」を増やし、その後の「継続」と「拡散」を目指します。

変わらず、小さいままで。